駒込〜滝野川〜王子散歩(前編)

天気が良いので外に出てみました。ようやくポロシャツと短パンでいい季節になりましたね。

まずは旧古河庭園。近所にありながら今まで行ったことなし。

明治期の財閥家の邸宅跡です。古河電工の古河ですね。今は都立公園。

西洋風の庭園

武蔵野台地の端っこの段差を活用

段差の下は和風庭園になっています。

このすぐ下を谷戸川という川が流れていたので(現在は暗渠)、水はそちらに流していたんでしょう。

洋館の脇には

何でしょうか。井戸とかまど(?)。チューリップが綺麗です。

庭園を出て飛鳥山公園まで歩いてみようと本郷通りを進むと、道の脇に石碑が、

「六阿弥陀三番目 西箇原 無量寺」と書いてあります。

気になるので路地を入ってみると、

こ、ここは東京23区内か!?まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような空間。

この無量寺、前から近くに大きな寺があることは知っていたのですが、見るのは初めて。江戸時代の地図にもちゃんと載ってます。

墓地の横を通り、

正面に回ってみました。

14世紀ごろにはあったらしいです。なかなか立派なお寺。

中に入ると、静謐な空間。



花に日傘をかけるなんて、いまどき街中で見るとは思いませんでした。

檀家の方が訪ねてきて、「○○ですけど、お供物をお持ちしました〜」と声をかけているのが聞こえました。「お供物」なんてのも普段あまり聞かない日本語ですね。本当にここだけ別世界のようです。

ちゃんと立派な鐘もあります。

してみると、除夜の鐘も突いてるんだろうか。

無量寺を出て、本郷通り飛鳥山方面に向かいます。

長いので後編に続きます。