駒場ライフ

学生でもないのに専門学校や自動車教習所のお声がかかります。

「国家公務員一種試験対策講座のご案内です!」

いえもう結構ですってば。

「医学部学士編入のご案内です!」

行きませんってば。

書籍部をぶらぶらするのが日課ですが、生協では読書マラソンというイベントをやっているようです。学生が生協の一言カードみたいなのに読んだ本の感想を書いていく仕組みで、いいものは店頭でポップのように並べられます。アマゾンのレビューみたいなもんでしょうか。

石原莞爾の本のところに「真の天才の書いた文章というものを初めて読んだ。このとおりに国家を運営していれば、歴史は違っていたかもしれない云々。」という文一の学生の読書カードが貼ってあって思わず吹き出しました。

いかにも入学したての東大文一が書きそう。自分のことを天才だと思ってないとこんな文章書けません。しかも、石原莞爾ってところがいやらしい。この人、就活で苦労しそうだなあ。

キャンパス内は、銀杏が黄金色に天を染め、そして黄金色の絨毯も敷いています。暗くなってから帰ると、よくストリートダンスとアカペラの練習を見かけます。どちらも私の学生時代には見なかったもの。

昔よりは垢抜けたともっぱらの噂ですが、やっぱり東大生は全体的にアキバっぽいです。なぜかほっと一安心。たまにチャラ男がいますが、男女とも独特の野暮ったさが特徴。百人の立教大生の中に一人の東大生がいたら見分けられそう。ユニクロで上下ひとそろい買ってそのまま着せるだけで大幅グレードアップしそうな独特のファッション。ヨーカ堂とかで買ってるんだろうか。

不思議な空間です。